先日は高円寺HIGHでのライヴ、遊びに来てくれたみなさん、ありがとうございました。
も、も、ものすごく楽しかった。

僕はこう、「楽しもう!」とかいう、ここ10年くらいスポーツ選手やら芸能人やらが連呼するあの言葉が大嫌いでしかたがないタイプの人間で、「楽しまなくてはならない」というあの固定概念というか、「楽しめば正義」みたいな思考停止した押しつけがもう反吐が出るほど気持ち悪くて仕方がない、そんな人間なので、ライヴを「楽しもう」と思ったことは一度もないんです。

だから「楽しかった」と言うときは(それもよく言っていることではあるんだけれども)、事実「楽しかった」からであり、それ以上でもそれ以下でもない。楽しいに越したことはないけれども、それがいいとか悪いとかでもない。

に、しても、楽しかった。すごく楽しくライヴをしてきたと思いました。
そんな僕の「楽しかった」ランキングでも、ここ数年で一番楽しかったかも知れない。
楽しくて朝まで飲んでしまった。んなのも久しぶり。
まあ、「楽しい」一つ言うにもこれだけの文字数が必要な面倒くさい僕です。

そんな面倒くさい僕が10年弱前に、別ベクトルではありながらも、同様に面倒くさい石黒重久と大学で出会い、彼が好きな映画を一緒に観ました(ちょうど彼と一週間で6日くらい飲んでいた頃)。

久々に今日仕事を終えて、職場の人と軽く飲み、ほろ酔いのいい気分でツタヤで借りて観てみました。

The Royal Tenenbaums。みんな大好きな映画だと思うけど、観てない人は是非上記トレイラーをどうぞ。下記もネタバレはしないんで。
サントラがロックな方々にはたまらないのはもちろんなんだけど、なんかね、10年前以上に泣けて泣けて。号泣ですよ。一人部屋で超号泣。やばい。
メタクソベタベタな感想だけど、当時は生きてたエリオットスミスが流れるシーンがアレで、その後のニックドレイクのシーンがアレなんだよね。
当時その逆説的なところも色々考えてたんだけど、今となってはねえ。もう。やばい。

成長したのか、単に歳を取ったのか、全部号泣。昔よりも、もっとみんなの痛みがわかってしまう分、泣けてくるのかな。将来もっともっとみんなの痛みがわかるようになってきたらもっと泣いちゃうのかな、なんて思いました。

いや、ほんとそんだけ。ライヴ及び10年ぶりに観た映画の感想文でした。

yngw

 

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