今日の月食は一瞬しか見られなかった。それも曇っていたからなんだかよくわからなかった。Ustreamで中継する鮮明な映像の中に、僕たちの姿もどこかに(恐らく高いもの、山とか、雲とかに隠れてしまっていただろうけれども、その一部として)映っていたのかも知れないと思うと、不思議な気分になった。地球を投影する影は、丸かった。当たり前のことなのだと思うけれども、こうやってリアルタイムにそれを感じる瞬間はなかなかないものかと思い、少し不思議だった。僕たちの住むこんなにも凸凹で真っ直ぐにしか見えないこの世界は、丸いんだな、と再確認しながらも、やはり、感じるものと見えるものと頭で理解するものが違うから、どうにも腑に落ちない。身近な当たり前が答えとして提示されることは、わかりやすくもあり、同時にすごく難解な思考に結びつく。それはそれでいいんだけれども。

僕は最近同じような夢を毎晩みている。記憶がだんだん薄れていく夢。話しかけても、彼はにこりと笑顔を返すんだけれども、声を発することはできないようだ。最初に見た時、僕と村田君(夢の中の話だよ)は嬉しくなって、同時に心配でもあるから、彼に沢山話しかける。会釈や笑顔を返答として、僕たちの会話は成立する。もう一人誰かがいるんだけど、それは思い出せない。次の日も、その翌る日も、同じような夢を見るんだけれども、シャッタースピードが長くなっていくように、どんどん光が増えてくる。昨日はほとんど真っ白だった。でもうっすら人の動きは感じられる。どうやら記憶が少しずつぼんやりとしていくようで、今までわかってたことも、日に日にわかんなくなっていくようだった。最初は言葉の世界から、そして次第に視覚の世界から、薄れていくようだ。聴覚や嗅覚が残っているのか、わからない。今晩の夢はまだわからない。僕は伝えたい。ずっとずっと伝えてるんだけど、伝わってるかここ数日はわからない。ここはもう違うんだよ。もういいんだよって、当たり前のことを伝えたい。当たり前のことっていうのは、地球の影のようで、受け入れるのはなかなか難しいもんだ。

これは全て夢の話。想像のストーリー、意味などない。そう自分に言い聞かせながら、初恋の嵐を聴きながら、ライヴも近いし、ブログでも書いてみようと思った。

6/8と6/9にライヴあります。6/8は、明けて午前3時すぎに出演ってことになるけど。

【automatically yours vol.3】
2012.6.8 (fri) @吉祥寺 club SEATA
adv. 2300 / door. 2800(+1drink order)
open 18:30 / start 19:00

■LIVE
Caucus
cryv
nanocycle
四番
Summer Solstice
agreement the super free
Mirror Moves
ginzaUSA
Nelo
Köttur
夢見てる
Teenagers Bloody KillinG
Factry Reset
Jan
Riki Hidaka

■DJ event Team
bluestars night
teens don’t cry

■Lounge DJs
manabu(Electric Fuzz!!)
Kozue(groove)
hitch(Eguri / Treppe)
Rodoriguez(Electric Fuzz!!)
Oguri(Vienda!)
Matt(Connected)
T$UNODA

※オールナイト公演により、IDチェックを実施しております。
入場の際、顔写真付き身分証明書の提示をお願いします。
20歳未満の方はご入場できません。あらかじめご了承下さい。

http://automatically.jimdo.com/

 

 

 

2012/06/09 土 at 小岩BUSHBASH
satsuki presents “Gigantic vol.2”
open 18:00/ start 18:30
ticket adv.¥1500/ door.¥1800

act:
WEEKEND
サーティーン
CAUCUS
Hello Hawk

DJ: フジノ、DJ エメラルド、and more!

http://satsukiworld.tumblr.com/

僕のやってることはそんな立派なものでもないかも知れないけれども、歌って言うのは、音楽って言うものは、祈りみたいなもんだと思っていつだってやってる。洸介の命日にだって、僕はいつも通りに、祈るつもりで歌いたい。がんばります。

k

 

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