15日、23時35分。母方の祖父が亡くなった。
84歳。足が悪く、車椅子生活になり20年。数年前には両足を切断しなくてはならない辛い手術にも前向きに取り組んだ。最期もみんなにしっかりと視線を送り、とても立派な最期だった。
大好きな祖父で、学ぶことばかりだった。僕の目標のような人物像だった。
自分は弱音を一切吐かず、人の弱音はすべて受け入れるように頷いて聞き入れた。たくさんの人に愛され、たくさんの人を心から愛した。とても情の深い、器の大きい男だった。
* * *
このところ、どうも様子がおかしい。何かと悲しい話ばかりで、思うようにいかなくて、全然楽しくない。落ち着かない。挨拶といえばさよならばかり。全部から拒絶されてるみたいで、不安で不安で仕方がない。なんだか、全てが嫌になるくらい、ガタガタだ。
でも、きっとそういう時期なんだ。ここは一つ、受け入れて、そういう時期だと納得しようじゃないか。
空元気っていう言葉が好きだ。笑い飛ばせる強さっていうのは生きていくのに必要不可欠だ。そうやって身の回りのベクトルは変化して行く。落ちて行くときは、落ちるんだ。それを変えるには、きっかけを自分が作ってやらなくちゃいけない。真剣に考えて、落ち込むからこそ、真逆の明るさっていうものを身に纏うとしよう。
さっき、はっとなってCDラックからEelsのdaisies of the galaxyを引っ張り出してきた。
Eが不幸に取り憑かれるように真っ暗だったとき、”Mr. E’s Beautiful Blues”でこう繰り返した。
God damn right, it’s a beautiful day
(クソッタレ、認めるよ 今日はなんて美しい日なんだ)
この言葉にすべてをぶつけて、信じてみよう。今日だって明日だって明後日だって、どうせやりきれないことはあるけれど、美しい世界は見せつけるようにそこら中にきらめいていやがる。それは紛れもない事実だし、忘れちゃいけないことだ。
これはやけっぱちなんかじゃない。生きるための知恵だ。
[youtube=http://www.youtube.com/watch?v=9ZFLmhFn0mg]
yngw
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あの日は、お昼から夜寝るまでの間、
何度かyngwさんのおじいさんを思って元気になりますようにって願ってました。
その後どうなったのかなと気になっていたところです。
書いてくれてありがとうございます。
今度は、おじいさんが天国で穏やかに過ごせることを祈りますね。
そういえば・・・すごくたまたまなのですが私の母方の祖父の命日も2/15です。
これを書いていて思い出しました。
私も去年はいろいろお別ればかりで
夜になると泣いてばかりでした。
でもつらいことがまとめてやってきて、どん底まで落ちたら
あとは登るしかないです。こっからは逆転ですよー。